ありがとう東京卍リベンジャーズ、東京卍リベンジャーズよ永遠に

※本記事は東京卍リベンジャーズ31巻のネタバレを多分に含みますのでご注意ください

 

2023年1月17日(火)、日本の漫画界、いや日本の歴史において永遠に語り継がれるであろうエポックメーキングな日。

 

そう、世界累計7000万部を突破した講談社が誇る金字塔「東京卍リベンジャーズ」の最終巻となる31巻が発売された記念すべき日..になるはずだった。確かにそうだった。

 

 

 

私は東京卍リベンジャーズの大ファンだ。

普段漫画など殆ど買わず読まず、またアニメなど全く見ない種族の人間だが、こと東京卍リベンジャーズについては違った。

ふとしたきっかけでアニメを観て以来あまりの面白さに引き込まれ、漫画を全巻揃え、人生で初めての発売日に合わせて予約購入をamazonで済ませ、届くまでの数日は何かの手違いで数日早く届かないものかと家とポストの間をうろつき、届いた音がしたと同時にポストに駆け込み、震える手で封を開け...

東京卍リベンジャーズの新刊発売は筆者にとってもはや3か月に一度の一大イベントと化していた。最高だ、東京卍リベンジャーズ。

 

そんな楽しい時間も30巻の末尾に「次巻、堂々完結!!」の文字通り終わりの時が近づいてきた。非常に悲しい。いや終わってほしいんだけど終わってほしくない。楽しい時間はいつか終わってしまうから、限られているからこそ楽しいというのは理解できる。抑圧と開放を繰り返してこその娯楽である。悲しいが受け入れなくてはならない。

だからせめて...期待以上とまでは言わない。言わないから、ありきたりでも平凡でもいい。私が納得して、「ああ、良い漫画だったな」と心から思えるような、そんなエンディングであってほしい。そう思いながら、ポストに届いた東京卍リベンジャーズ31巻を手に取ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

もしも私にタイムリープの能力が与えられたら、恐らくこの瞬間に戻り、間違いなくポストごと破壊する。私は今猛烈にキレている。漫画の最終巻を読み終えた感想は「よかったな」「こんなもんか」「ふーん」の大体どれかになるのが相場だが、読み終えて「キショすぎ」と本に暴言を吐いたのは人生で初めてだ。この気持ちはウザイなんて言葉では到底昇華しきれない。強いて言うなら「ウザすぎる」のだ。

 

 

結論から言うと漫画史に残ること間違いなし文句なしのクソエンドだった。アレか?俺の知らない所で「東京卍リベンジャーズクソ最終巻ストーリーを決めようコンテスト2022」が開催されていてそこで最高金賞を受賞した筋書きを採用したのか?そう疑うことすらもはや自然に思えるぐらいのクソ最終巻だったと言わざるを得ない。

読み進めていく途中で猛烈に嫌な予感がする。もしかしてこの方向性のまま押し切るつもりか。。?流石にあり得ねーだろ。。そろそろ巻き返しの急展開が来るはず、来るはずだ!!いつものアレ、見せてくれよ!!

そう叫んだのも束の間、どう考えても本を捲る左手に挟まれたページ数はせいぜい20ページ程度まで来ており、このままこのクソエンドに時速200キロで突入していく。なんか登場人物が全員出てくる。なんかまとめようとしていく。なんなんだこれ。一体俺は、何を見せられているんだ?つーか中盤のアレなんだ?「俺とタケミッチが..一緒にタイムリープしてる!?」みたいなやつ。思えばアレがこの俺の怒りの起点になった。くだらねー通り越してくだらなすぎる。なんでそうなるんだよ。普通にさ、タケミッチがマイキーの過去の話聞いたけどボコボコにしてマイキーは改心、そんで未来に戻ってそこには笑顔のマイキーの姿と「タケミッチ、ありがとな」で締めればいいだろ。なんなんだ「俺とタケミッチが..一緒にタイムリープしてる!?」って。しかもそこから1-30巻でやってきたあれよこれよを全てテキトーに流してなんか全員仲間、全員東京卍會です、俺たち最強!解散!結婚!って。これが最高のエンディングだったのか?正気か?俺の感性がイカれちまってるのか?そんで結婚式のシーンで「おめでとー!」って。なんなんだよ。本当になんなんだ?マジで。お前たちさ、30巻までめちゃくちゃ面白かったじゃん。タケミッチがマイキーに一撃入れたシーンとか最高だったよ。「タケミッチが..マイキーの蹴りを見切ってる!?」みたいな所とか正直マジで最高だった。最高だったから、俺は周りの友達にめちゃくちゃ東京卍リベンジャーズの話してたし、「本当に面白い、最高」「見ないと人生損する」「見ないと寿命縮む」みたいな感じでめちゃくちゃ勧めてたのよ。なのに突然のこのクソ過ぎる最終回。これじゃあ俺詐欺師でテロリストだよ報われねーよマジで。俺最終巻が届くまでの1か月で何度も何度も読み返してたんだよ。そんでさ、最終巻どんなんだろう?どんな結末なんだろう?みたいな感じで毎日ワクワクしてさ。今日なんかポストにゴトッって荷物が届く音が聞こえたときに椅子から飛び上がって取りに行ったよ。でもこのウンコ(31巻)を読み終えた後にはもう二度と1から読み返すことはないと確信を持って言える。読み返す途中で「でも結局この戦いもあのクソエンドに繋がっていくんだよな...」と思ってしまえば最後、終わりクソなら全部クソ理論が発動されて完全にオワリですになるからだ。一番腹立つのは30巻までマジで面白かったこと。最終巻が不服な漫画なんて星の数ほどあるが、こういう漫画は得てして最終巻3~4歩手前で徐々にツマンネーに向かって行ってくれるので最終巻を迎えたタイミングでは老衰の親を看取るかのような安らかな心境で迎え入れることができる。そもそもあまり期待していない状態で迎える最終回は無敵なのだ。だがこいつらは何だ?お前、30巻までマジのガチでめちゃくちゃ面白かったよな?これは困るんだよ。こっちも流石にめちゃくちゃ期待しちゃうって。どんでん返しじゃなくてもいいから、というか余計なことしないで王道漫画らしく、綺麗にラスボス倒してハッピーエンド、それでいいじゃねーか。「俺とタケミッチが..,一緒にタイムリープしてる!?」本気で言ってんのか?もう一回言ってみろ。「俺とタケミッチが...」マジで二度と言うなよそれ。本気で面白くないから。マンガ読み終わってキレたの流石に人生初だったな。読み終わった後に自然と口から「くっだらねえなあマジコレヤベーーーーーーーーーーーーーーーーーワ!!!!!」だったのも初めてだったな。大好きな東京卍リベンジャーズがこんな形で終わってしまうことを受け入れられなかった俺は一旦記憶を消して、1時間経った後にもう一回、さっきの流石に嘘だよな..?と思って読み返しに向かった。けど、何度読み返しても「俺とタケミッチが..,一緒にタイムリープしてる!?」ここで俺が完全にオワリですになってオワリです。怒りのあまり書いたことないブログを開設してこの気持ちを忘れない為だけに今この記事を勢いのまま書き連ねている。後書きとかに「勝手に期待して勝手に失望する、その時ほどダメージは大きくなるというメッセージをこのクソ最終巻を通して伝えたかったのです」的なメッセージがあるのかなと思って捲ってみたけど別になんもねーし。普通に終わっちゃった。もう色々終わりだよ。。本当にコレで終わっちまうのかよ。。そう失意のどん底に叩き落された俺は新たな希望を求め紀伊國屋書店をうろつき、「新宿スワン」を全巻購入。こんどこそ頼むぜ、和久井健先生!!お疲れさん!!マジのガチでクソエンドだったぜ!!!!